日本の主な公害問題一覧をまとめてみました。 足尾鉱毒事件 明治から昭和にかけて栃木県、群馬県の渡良瀬川流域で起きた鉱毒公害。古河鉱業（現在の古河機械金属）の足尾銅山から流れ出た鉱毒や煙害が問題となった。 四大公害病の一つ。富山県の神通川流域で起きた鉱害。三井金属鉱業の神岡鉱山からの排水に含まれていたカドミウムが問題となった。病名の由来は、患者が「痛い痛い」言っていたことからイタイイタイ病と命名された。 四大公害病の一つ。熊本県水俣市の水俣湾で起きた公害。チッソ株式会社からの排水に含まれていたメチル水銀が原因。水俣湾の魚介類にメチル水銀が蓄積され、それを多く食べた人間に発生した。 イタイイタイ病 水俣病 四大公害病の一つ。新潟県阿賀野川下流域で起きた公害。水俣病と同第二水俣病 様の症状が出たため、第二水俣病と呼ばれた。昭和電工の鹿瀬工場からの排水に含まれてメチル水銀が原因。 四日市ぜんそく 四大公害病の一つ。三重県四日市市で1960年から1970年代にかけて発生した大気汚染公害。四日市市の石油コンビナートから排出された硫黄酸化物や窒素酸化物が原因。 群馬県安中市で起きた公害。東邦亜鉛から排出されたカドミウムが原因。農作物やカイコの生育不良、碓氷川の魚が大漁に死ぬなどの被害が出た。 東京都江戸川区に有った本州製紙（現在は王子製紙）から出た廃液で起こった河川の水質汚染公害。江戸川や下流の浦安市の漁業に被害が発生した。 カネミ倉庫株式会社で作られた食用油に含まれていたPCBがダイオキシンとなり、食用油を摂取した人に健康被害が発生した問題。 ヒ素の混入した森永乳業製の粉ミルクを飲んだ乳幼児に多数の死者や中毒患者が発生した問題。 兵庫県尼崎市の南部が、阪神高速道路からの排ガス等により大気が汚染された問題。付近の住民に喘息や気管支炎などの症状が出た。 神奈川県を流れる引地川に、荏原製作所の焼却施設から流れ出た排水により、ダイオキシンに汚染された問題。このときのダイオキシンは環境基準値の8100倍に達した。 安中公害 江戸川漁業被害 カネミ油症事件 森永ヒ素ミルク中毒 江戸川区六価クロム廃棄事件 尼崎公害 名古屋南部大気汚染公害 引地川ダイオキシン汚染事件 クボタ神崎工場アスベスト事件 西淀川公害 川崎公害 黒部川連携排砂公害 兵庫県尼崎市に有ったクボタ神崎工場で、アスベスト製品の製造に携わった社員や家族、周辺の住民への健康被害が発生した問題。 大阪市西淀川区や尼崎市の工業地帯の工場や発電所などからでる汚染物質による大気汚染問題。 車の排気ガスが原因とされる大気汚染問題。 富山県を流れる黒部川にある、出し平ダム・宇奈月ダムが連携して堆積した土砂を排出する際に河川に影響が発生する問題。排砂時に漁業への影響が発生した。 製紙工場のから流された排水に含まれていた物質により大量のヘド田子の浦港ロが蓄積された問題。またヘドロに含まれていたカドミウムなどの有ヘドロ公害 害物質により、魚介類も汚染された。 杉並光化学スモッグ 東京都杉並区で発生した光化学スモッグ。車の排気ガスに含まれる窒素酸化物等が原因とされている。なお、日本で最初の光化学スモッグは１９７０年（昭和４５年）7月18日に杉並区で発生したものといわれている。 東京都杉並区にあった不燃ごみ中継施設「杉並中継所」周辺の住民に発生した健康被害。 愛知県名古屋市内通る東海道新幹線の騒音・振動による問題。沿線住民からの差止請求が起こされたが住民と国鉄が和解した。 愛媛県の別子銅山から出る煙や有毒ガスにより付近の農作物に被害が出ました。これを受けて別子銅山は施設を四阪島に移しました。 愛媛県の四阪島に有った別子銅山の施設（精錬所）から排出される煤煙による煙害。 茨城県の日立鉱山から出る煙による被害。山林や農作物に被害が出ました。対策として、標高325ｍの山上に高さ156ｍの煙突を立てました。 秋田県の小坂鉱山から出る煙による被害。山林の立ち枯れや、農作物に被害が出た。 杉並病 名古屋新幹線公害 嘉手納基地爆音公害 別子銅山煙害 四阪島煙害 日立鉱山煙害 小坂鉱山煙害 八幡製鉄所煤塵水質汚濁問題 神鋼銅山煙害問題 大阪煤煙問題 荒田川工場 1918年頃、紡績工場・製紙工場・食品工場からの排水により漁業に被排水 害が発生した。また当時は日本一汚い川とも呼ばれていた。 浅野セメン東京深川に有った浅野セメントの工場から飛散する大量の粉塵のたト降灰問題 め付近の住民に被害が出た問題。 石狩川パルプ工場排水問題 高砂流毒問題 宮田用水汚濁問題 旧戸畑市ばい煙問題 横浜ぜんそく 千葉市川崎製鉄のばい煙問題 伊勢湾汚水公害 山王川水質汚濁事件 パルプ工場からの排水により、石狩川が汚染された問題。 兵庫県高砂市の三菱製紙の工場から出される工業排水によって汚染された問題。 愛知県犬山市の宮田用水が家庭等から出される排水によって汚染された問題。 北九州の各工場から排出される煤煙による公害。 昭和30年代に建てられた石油コンビナートからの汚水に含まれる石油成分により、伊勢湾が汚染され漁業などに被害が発生した。 八王子市井メッキ工場からの排水のより、付近の井戸水がシアンに汚染された問戸水のシア題。 ン汚染事件 新宿・牛込柳窪地であった牛込柳町に、有鉛ガソリンの排気ガスが溜まり起こった町鉛中毒 問題。この事件が日本でのガソリン無鉛化のきっかけにもなった。 土呂久鉱山 跡砒素中毒 鹿児島高濃 度水銀汚染 直江津高濃 度水銀汚染 日本アエロジル塩素ガス流出 石原産業排水タレ流し事件 昭和49年、日本アエロジル四日市工場から塩素ガスが流出し、風下の住民の目や喉に被害が出た。 四日市港に強酸性溶液を垂れ流していた問題。「石原産業事件」とも呼ばれる。 本文来源：https://www.wddqw.com/doc/0485004a767f5acfa1c7cd92.html