行きたい国、行きたい地域 皆さん、こんばんは。 私が一番行きたい場所は、ドイツのベルリンです。それは、ベルリンの景色が美しいというわけではありません。私は、そこに存在していたベルリンの壁が見たいんです。 村上春樹さんがエルサレム賞で発表されたスピーチで言っているように、人間は壁を作るのが得意な生き物です。最も知られているのはおそらくこのベルリンの壁とワルシャワのユダヤ人ゲットーでしょう。そして、壁づくりは実在するものだけではなく、貿易、技術、交通、通信などの「システム」のような無形な壁の存在もあります。たとえば、戦争という行為も、とても壁には見えないかもしれませんが、その本質はやはり壁です。 私がこの世に生まれて来る前に、東西ベルリンの市民がベルリンの壁を打ち壊し、ワルシャワゲットーでは自由のためにユダヤ人たちが蜂起しました。そのような人たちは、私達に勇気を与えてくれる英雄だとおもいます。なぜかといえば、われわれに人間の相互理解、民族の融合が可能であることを示したからです。壁の存在を壊すため、犠牲が出るかもしれませんが、犠牲は犠牲のままで終わることはないということのです。特に注目しなければならないのは、彼らのほとんどが非武装の市民だったとのことです。 したがって、ベルリンの壁は私にとってただの観光地でけなく、自由を求める象徴です。ベルリンの壁の打ちこわしの意義は国家の統一にとどまらず、自由と平等や平和を実現することだと思います。もし、私がベルリンに行ったら、血と引き換えにまで自由と平等を求めた方々に敬意を表したいと思います。そして、わたしもこれから、まずしい人たちや、あるいは、いろいろな少数民族の人たちとお互いに助け合い、豊かな社会が実現できるように、また、幸せな国を作るために、私も力を入れたいと思います。 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/25d18a8bd0d233d4b14e694d.html