日语学习阅读理解练习 (23)

时间:2022-07-09 13:10:38 阅读: 最新文章 文档下载
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山狸的书法

むかしむかし、ある寺に、源哲(げんてつ)という、和尚(おしょう)がやってきました。

 村の人たちは、新しい和尚さんにあいさつしようと、畑仕事を終えると寺にやってきました。

「こんばんは、和尚さん。????」

「はて? どこにも、おらんようじゃが」

と、いいながら和尚をさがすと、なんと源哲和尚は、お堂の屋根の上で酒をのんでいました。

 これには、村の人たちはすっかりあきれて、

「ぼうずのくせに、昼間から酒をのんでござる。ちいと、かわっとるとちがうか、あの和尚」

「ちいとどころじゃねえ。あんなやつ相手にしとれんわい。けえろうや」

と、みんな帰ってしまいました。

 村の人たちからは相手にされなくなった源哲ですが、うら山にすむ子ダヌキたちには、すっかり気に入られてしまいました。

「おもしろそうな和尚さんだで、遊んでくれるかもしれん」

と、子ダヌキたちは、人間の子どもにばけて、源哲の前に出ていきました。

「和尚さん、なにしよるんじゃあ。おらたちもなかまに入れてくだせえ」

 子どもずきの源哲は、ニッコリして、

「いいとも、いいとも。それじゃあ、読み書きを教えてやろう」

と、それはいっしょうけんめいに、子ダヌキたちに教えてやりました。

 子ダヌキたちは、大よろこびです。

「和尚さん、お月さまって、どう書くんじゃ?」

「おらにも、教えてくれろ」

 そのうちに子ダヌキたちは、たいそう読み書きが上手になりました。

 源哲と子ダヌキたちが、たのしそうにしているのを見た村の子どもたちが、なかまに入れてほしいとやってきました。

「えんりょはいらんぞ。なかまは多いほどはげみになるでのう」

 こうして村の子どもたちもいっしょに、手習い(てならい→お勉強)をするようになったのです。

 そんなある日のこと、村の子どもたちは、近くの川でとった魚を源哲にさしだしました。

「おらたちにゃ、これくれえしか礼ができねえんだが、酒のさかなにしてくれろ」

 その日の帰り道、子ダヌキたちは、集まって相談しました。

「気がつかなんだのう。こんなにいろいろ教えてもろうたのに、なんのお礼もしなかったな」

「そうだとも、おんは返さんとな」

「そういえば、和尚さんは、雨の日に酒を買いにいくのが、なんぎじゃというとられたぞ」

 それからというもの、子ダヌキたちは人間の子どもにばけて、雨の日の夕ぐれにはかならず酒屋まで酒を買

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