日本における外来文化の受容 ――外来文化を受容する仕方 日本文化は大量に外来文化を受容したもとで、形成された雑種文化である。受容、選択、融合、一つ欠けてはいけない。日本は外来文化を受容する面で、成功の例だと思う。今の世界で、お互いに交流したり、学んだりすることを通して、自国の文化が発展できる。それに文化の多様性の確保によって、価値観などが統一して、世界平和を実現することが可能になると思う。ここでは外来文化を受容する仕方について考察しようと思う。 一.選択的に受容 日本は先進的な文化を受容してきたが、自国に適応できる文化だけを受容してきた。例えば、中国文化を受容する過程で、日本は中国の隋唐の先進的な生産方式と政治制度を移植したが、日本人に受け入れ難い科挙制と宦官制を拒否した。中国の科挙制は、人材の選抜によかったが、日本固有の身分制と世襲制に適用できなかったので、日本は科挙制の輸入をしなかった。 日本人は外来文化を取り入れる際、そのままの形で受け入れることはしなかった。長い歴史の過程の中で、徐々に日本人が巧みな形で変化させ取り入れたのである。その過程の中で、日本人の強烈な実務精神がある。この実務精神に励んで、積極的に外来の優秀な文化を受容するだけではなくて、彼らが外来文化の中で自分に合わない内容を改造、鑑別することを行った。 二.融合的に受容 文字の面で、日本は中国から漢字を取り入れた。しかしその漢字を全て使っているわけではなく、漢文のようにそのまま使ってもいない。漢字を崩し、平仮名を作り、一部を取り出しカタカナを作り出して、日本人が使いやすいように変化させた。漢字の草書をもとに、平仮名を作り、楷書を基礎としてカタカナを作った。このように日本は外来文化を独自の形にして取り込む能力に優れている民族と言える。 三.受容の混雑性 日本の混雑性は外来文化の受容における目立つ面である。日本文化の中に古と今、和と洋、洋と洋との文化的諸要素が、統一された体系の中に雑然と併存している。各国の文化が日本文化の中に併存している。日本文化の『混雑性』をよく現しているもう一つの文化現象は、日本語の表現の仕方である。現在の日本語には、漢字単語以外にも数十か国の外来語が含まれている。日本語の中に、70%乃至50%ぐらいが、外来語によって、構成されているだろうと断言する人もいる。 四.外来文化の受容に対する分析 国民性による日本人の思考方法について、中村は『東洋人の思惟方法』で日本人の思考方法が現実容認の思惟方法だと述べてある。その思惟方法から折衷主義的思考と個別主義的思考という二つの独特な思考態度を生み出すと思われる。そういった国民性や思考方法によって、日本人は自分の住む環境に適した生活様式を保ちながら、優秀な外来文化に対する容認から、それとの調和、折衷を通して独特な生活文化を形成してきた。 日本人は「何でも学ぶ」「何でもまねする」のではなく、自分に良いものを学んで、自分の実情に合うように作り変えるのであり、消極的に受容ではなく、積極的な創造が文化の受容過程を貫いているのではないかと、私は思う。 日本は外来文化を受容する中で現れた特質は、政治面の官職制度、律令の受容に関わらず、文学、芸術の文字、書籍、彫刻、絵画、書道の学習、日本はすべて単純なまねではないで、本国の国情を踏襲するので、選択したり、創造的に受容したりする。その時の日本人はすでに何を必要として、自分が求めた文化をどのように得るかということを深く意識した。 参考文献: 中村元.東洋人の思惟方法[M].岩波書店 川口敦司.日本文化多种模式的融合一——读《菊与刀》[J].开放时代 肖霞.融合与积淀——日本文化模式与儒学的影响[J]. 东岳论丛 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/0875a53b580216fc700afdf3.html