2.小さいときから勝手気ままな―人遊びが大好きで、今もまったくそのまんまの人生を続けている絵本作家の女友だちがいますが、その人から、子どものころ①一人で遊ぶのがとても大変だったという話を聞いたことがあります。 なにしろ楽しいので、たとえば砂場などで―人で遊んでいると、必ず先生がやってくるのだそうです。「みんなで遊びましょうね」って。仕方がないから、しばらくみんなと遊ぶのですが、やっぱリー人のほうがおもしろい。で、また砂場に戻って遊んでいると、また先生が来る。それを何度か繰り返しているうちに、しまいには、先生がほかの子ども二、三人を砂場に送り込んできたそうです。②「いっしょに遊んであげてね」と。 わかるような気がします。ありそうな話です。その子を見ないで③形を見ている。 (五味太郎『大人問題』講談社文庫より) 問い4 「―人で遊ぶのがとても大変だった」のは、なぜか。 A ほかの子どもがいっしょに遊びたがったから。 B 砂場で遊ぶのは楽しいから。 C 本当は一人で遊ぶのが好きじゃなかったから。 D 先生が一人にさせてくれなかったから。 問い5 ②「いっしょに遊んであげてね」というのは、だれがだれと遊んであげることか。 A 筆者がほかの子どもと遊んであげること。 B 女友だちがほかの子どもと遊んであげること。 C ほかの子どもが女友だちと遊んであげること。 D 先生が女友だちと遊んであげること。 問い6 ③「形を見ている」とは、どういう意味ですか。 A 子どもの顔の表情を見ている。 B ほかの子どもといっしょではなく、一人で遊んでいるのを見ている。 C 子どもが砂場で何を作っていたかを見ている。 D 子どものこれからの人生を見ている。 A D A D C B 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/10abfffd7c1cfad6195fa74b.html