日本国家概况 第20课长寿が喜べない高齢社会

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だい

20課

ちょうひさし

寿べない

よろここうれいしゃかい



日本人の2002年度の平均寿命は81(男:778歳、女:850歳)で、世界一の長寿国となったとか。当然喜んでいいニュースのはずなのに、新聞やテレビが取り上げるのは、「高齢社会対策をどうするか」という暗い議論ばかりで、どうも明るい話題がない。

以前、月刊誌「オール川柳」1997年4月号)にこんな句が載せられたことがある。

老人は 死んで下さい 国のため

この句は大変な反響を呼んだが、この句に対して老人施設に住むHさんは、こんな「お返しの歌」を敬老会で披露した。

苦労して 豊かな国に 誰がした 感謝せずして 死んでくれとは

老人は社会にとってやっかいな存在なのだろうか。実は、もっと深刻なデーターがある。以下は「平15年における自殺の概要」だが、60歳以上の自殺者が11.529 人で全体の33.5 を占めている。40代、50代の働き盛りの男性の自殺が多いのも日本の特徴だが、これは90年代に入って顕在化したリストラや過度の業績競争によるストレス、鬱病の増加など、社会のしわ寄せが自殺となって現れている形だ。自殺の原因が、「健康問題」が37.5 %、経済・生活問題35.2 %、 家庭問題9.3%と続くことからも、福祉の貧困が浮き上がってくる。先進工業国の高齢化は、長寿化の進行と出生率の低下に特徴があるが、日本では少子高齢化の速度が速すぎるために、福祉、医療などの分野で社会的対応がついていけないというのが現状のようだ。増大する医療費や年金などの社会保障費を誰がどのように負担するのか、老いた両親の介護をどうすればいいのか、問題は山積している。

「恥の文化」が国民性の日本では、介護を他人に任せるのは「身内の恥」とするような風潮が強く、それが高齢者介護などの社会化を遅らせる大きな要因だったと言える。しかし、1990年代の半ばを過ぎたころから、介護に疲れて嫁が姑を殺した事件とか、老人虐待事件が頻発し始めた。かつての日本では、年老いた親の面倒をみることを「親孝行」と言い、「親孝行したいときには、親は亡し」と言ったものだが、これは平均寿命が短かったからよかったのであり、今では、「親の長生き、子のため息」という言葉が生まれているぐらいである。もはや「身内の恥」どころではなくなったのである。こうして日本でも遅ればせながら、介護保険制度(20004月)が発足したのだが、日本の公的介護システムは、北欧諸国に比べてまだまだ遅れていると言わざるを得ない。だが、目下のところは、この制度に頼るよりほか方法がないのが現状だ。

このようにとかく暗いイメージで語られがちな高齢社会であるが、少し視点を変えれば、高齢社会の到来こそよりよい社会をつくるチャンスだと言うこともできる。なぜなら、高齢社会とは80年サイクルで人生を考えることができる社会であり、もし「効率と競争」ばかりが優先される社会の歪みが是正され、高齢者や障害者にも社会参加の場があるようなバリアフリー社会を築くことさえできれば、それは誰にとっても住みやすい社会を作り出すことにつながると考えるからである。若いうちは、老いは他人事としてしか思えないものだが、老いは誰にも必ず訪れるものである。これを機会に、自分老いを迎えたとき、どのように生きたいのかえてみようではないか。そこにがあるはずなのだ。



かんが

こたえ





本文来源:https://www.wddqw.com/doc/74926e170b4e767f5acfcee4.html