1 出生(0歳_) しょうわしゅっしょうれいさい昭和25年(1950)ごろまでは,年齢が低い層ほど人口が多く,たかじんこうすくねんねんれいひくそうじんこうおおねんれい年齢が高くなるにしたがって人口が少なくなっていましたが,そごしゅっしょうきゅうげきていかしょうわねんてんの後,出生率が急激に低下して,昭和25年には28.1(出生あしょうわねんしゅっしょう1000当たり)だったのが、昭和54年(1979)には14.2になりました。出生率に影響を与えるものには,戦争や家族計画のふきゅうしゅっしょうりつえいきょうあたせんそうかぞくけいかく普及がありますが,日本ではそのほかに迷信があります。昔式のかれんだあとしさいきんねんねんにほんめいしんむかししきカレンダーで「ひのえうま」に当たる年(最近では1906年と1966年)に生まれた女は男を食い殺すと言うのです。この迷信のために「ひのえうま」の女は結婚がむずかしいので,その年には子どもを生まないようにしている人が多いようです。 さいきんうひとおおおんなけっこんとしこうおんなおとこくころいめいしん最近ではほとんどの子どもが病院で生まれますが,以前は自宅じっかうとくはじこばあいこびょういんういぜんじたくか母親の実家で生まれたものです。特に初めての子の場合には,ははおやははおや母親が実家へもどって生むのが慣習だったようです。ごく最近けいこうさんじっかちかだいびょういんじっかうかんしゅうさいきんの傾向では,お産を実家の近くの大病院でするようになった点があげられます。 てん子どもの「へその緒」を保存する慣習は消えつつありますが,ほしいという親がまだあります。これは,昔,戸籍が完備していなかった時代に「へその緒」が出生の証明として使われていたからです。 じだいおしゅっしょうしょうめいつかおやむかしこせきかんびこおほぞんかんしゅうき2 お七夜(生後 7日) 子どもが生まれて7日目の名まえをつけてお祝いをします。これを「お七夜」と言います。古くは生まれた子の母方の祖父が名まえをつけることが多かったのですが,親が尊敬している人に頼んで名まえをつけてもらうこともありました。最近は親がきめる場合が多いようです。 おとこばあいおおなさいきんおやおおおやそんけいひとたのしちやいふるうこははかたそふなこうなのかめないわしちやせいごなのか男の子の名まえには漢字1字のもの(清.健など),漢字2字のいちろうひでおしょういちとしおかんじじよういちろうひでおこなかんじじせいけんかんじじもの(一郎.秀雄.正一.敏夫など),漢字3字のもの(洋一郎.日出男など)などがあります。女の子の名まえには,かな文字だけのもの(キヨ.はる.カオル.ゆかり),漢字だけのもの(和子.雅代.真由美.亜紀.綾),かなと漢字のもの(ミチ子.ユキ江)などがあります。むかしあきあやかんじみちこゆきえきよかおるかんじかずこまさよまゆみおんなこなもじ昔はいい意味の字を選らんだのですが,今は音のきれいの名まえこのけいこうなつかかんじいみじえいまおとなが好まれる傾向にあります。しかし,名まえに使える漢字にはほうりつじょう法律上の制限がありますので,制限外の字を使おうとすると,届を出しに行っても戸籍係に受けつけてもらえません。 「お七夜」には生まれた子の名まえと生年月日を和紙に筆で書いしちやうこなせいねんがっぴわしふでかだいこせきがかりうせいげんせいげんがいじつかとどけて,自宅の神棚の下か床の間に張ります。 日本人の名をコンピュータ―を使って調査した資料によると,せいにほんじんなこんぴゅたつかちょうさしりょうじたくかみだなしたとこまは姓は10万1733種あり,名まえは15万930種あります。一番多い姓さとういすずきいたかはしまんしゅなまんしゅいちばんおおせいは「佐藤」で,2位が「鈴木」,3位が「高橋」となっています。男ないちばんおおひろし2いとしお3いよしおおとこの名まえで一番多いのは「ヒロシ」,2位が「トシオ」,3位が「ヨシオ」となっていますが,「ヨシオ」漢字による書き方は387種あったそうです。女の名まえでは,1位は「ヨシコ」,2位は「ケイコ」,3位は「カズコ」ということです。姓の地域的分布.をみると「佐藤」は東北.北海道.関東に多く,「鈴木」は関東に多いそうです。また,「高橋」は東日本から中国.四国にかけて分布しています。 たかはしひがしにほんちゅうごくしこくぶんぷとうほくほっかいどうかんとうおおすずきかんとうおおせいちいきてきぶんぷさとうおんなないよしこいけいこ3いよしおかんじかかたしゅ 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/8c5193d380eb6294dd886c41.html