「2008年、中国経済の伸び率は9%」

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2008年、中国経済の伸び率は9%」

国家統計局が22日発表したデータによりますと、2008年、中国のGDP(国内総生産)の伸び率9%になり、成長速度は去年よりやや下落しましたが、国民経済は全般的に増長したということが分かりました。一方、政府の高官と専門家はこれについて、中国は多くの困難に直面しているにもかかわらず、今年の経済運営には自信をもつとの見解を示しています。

国家統計局の馬建堂局長はこの日、「2008年、中国のGDP(国内総生産)は初めて30兆元を突破し、2007年より9%増えた」と発表しました。これについて、馬建堂局長は、成長速度がやや落ちたが、2008年の経済は全般的にみて比較的速い成長を保ったとして上で「9%の成長率は比較的に速い速度である。IFM(国際通貨基金)の最新統計によると、2008年の世界経済の平均伸び率は3.7%だったが、2008年の中国経済はさまざまな困難を乗り越えて、9%の伸び率を保ち、世界経済の成長への貢献率は20%以上に達している」と話しました。

ところで2008年、中国はひどい自然災害に見舞われ、世界的な金融危機からの影響を受けましたが、これらの困難を前に、中国政府はマクロ政策を即時に調整し、積極的な財政政策と柔軟性のある通貨政策を実施し、内需拡大や投資強化など一連の政策を打ち出しました。

馬建堂局長は、これらの政策の実施により、中国経済は比較的速い成長速度を保てたと共に、物価の上昇を抑えることが出来たと述べたあと「中国のCPI消費者物価指数の上昇率が去年2月の8.7%から1.2%にまで下がったことは、国民の実質的な生活レベルを改善することや中国政府のマクロ的調整にとって有利である。また、経済成長の安定した発展を保つと同時に、中国は産業構造の調整、省エネ産業の発展や民生事情の改善において進展を得ることが出来た」と語りました。 馬建堂局長は、また、「世界の金融危機の影響を受けて、中国経済は難しい局面を迎えた。統計によると、去年の中国のGDPの成長率は第3四半期の9%から第4四半期には6.8%にまで下がった。しかし、今年の中国経済の運行に自信を持っている」と話しました。

馬建堂局長は「自信を持てる理由は中国経済が安定して発展するという全般的趨勢に変わりがないからだ。経済発展の原動力は科学技術であり、経済が落ち込む状態は技術革新を引き起こすだろう。中国経済の持続的な発展の根本的な要素は変わらない。都市化、工業化の過程での大きな需要は依然として中国経済を発展させる大きな動力である。改革開放実施の30年を通じて、中国の供給能力は徐々に高まった。大きな需要と強力な供給能力は、中国の経済成長を保っていくだろう」と語っています。

中国国際放送局のコメンテーターで、著名な経済学者でもある袁鋼明教授もこの見解に同意し、中国経済の未来を楽観視ししています。袁鋼明教授は、「我々はあらゆる政策を駆使して経済成長のスピードを保とうとしてる。この方向性をつかめば、中国経済は発展していくだろう。今年の経済は上半期では厳しい状況を迎える可能性が大きいが、下半期には回復してくるはずだ。そして2010年の経済は、いくらか合理的な水準まで回復するだろう。大きな価格変動や過剰投資、高い失業率、多くの企業が破産といった状況は起こらないだろう」とコメントしました。


統計によりますと、去年12月に中国の通貨の発行量やローン総額などの指標には回復が見られます。馬建堂局長は、これについて「これらの前向きな変化が長続きするかどうかはまだ明らかではないが、これは良い兆しである」と述べています。




本文来源:https://www.wddqw.com/doc/a0e66078168884868662d604.html