日本语表记のゆれ

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日本語表記のゆれについて

一、定義 表記のゆれとは、同じ意味を持つ言葉の表記が混在していること。例えば、

引越し―引っ越し、薔薇―ばら―バラ、人々―人人―ひとびと。

二、表記のゆれの判定



やはり ヤハリ

ヤハリ 注:語彙素(辞典の見出しに相当) (副詞)

矢張り ヤハリ 語形(語形の違いを区別する層)

(矢張り) やっぱり ヤッパリ 書字形(表記の違いを区別する層)

(副詞) ヤッパリ 矢っ張り

*任意の二つの書字形が、同じ語彙素・語形・品詞を持つ場合、同じ語の表記のゆれと認 める。

・表記のゆれと語形のゆれ:語形のゆれ:やはり―やっぱり 矢張り―矢っ張り 表記のゆれ:やはり―矢張り 矢っ張り―やっぱり 外来語について、「アルミニューム―アルミニウム バイオリン―ヴァイオリン」のような例は純粋に表記のゆれと見られる。「ミクス―ミックス クロス―クロース アイデア―アイディア」のような例は語形のゆれが表記に反映していると考えられる。

語彙素

語形

書字形

三、ゆれの類型

1、異なる漢字の対立 状況―情況 交替―交代 機転―気転 根源―根元 幸運―好運 付属―附属 乱用―濫用 探険―探検 膨脹―膨張 不気味―無気味 良い―好い―善い 嘆く―歎く 堪える―耐える 目指す―目差す 2、送り仮名の対立 行う―行なう 表す―表わす 断る―断わる 終る―終わる 変る―変わる 賜る―賜わる 積る―積もる 起る―起こる 浮ぶ―浮かぶ 書抜く―書き抜く 差支える―差し支える 田植―田植え 乗換―乗り換え 日当り―日当たり 申込―申込み―申し込み 入江―入り江 五月晴―五月晴れ 向い合せ―向かい合わせ 曇―曇り 届―届け 狩―狩り 情―情け 3、表音文字列における異なる文字の対立

(1)仮名遣いの対立 こんにちは―こんにちわ いなずま―いなづま わこうど―わかうど ぞのとおり―そのとうり

(2)外来語表記の対立 バイオリン―ヴァイオリン アルミニューム―アルミニウム (3)ローマ字表記の対立 HUJI-FUJI TUTIURA-TSUCHIURA

4、漢字と平仮名の対立 工夫―くふう 薔薇―ばら 次第―しだい 同士―どうし この頃―このごろ 一層―いっそう 沢山―たくさん 折角―せっかく 兎に角―とにかく 5、漢字とカタカナの対立

(1)硫黄―イオウ 湿疹―シッシン 雄―オス 雌―メス (2)鯨―クジラ 山羊―ヤギ 桜―サクラ 薔薇―バラ (3)馬鹿―バカ 頑固―ガンコ 駄目―ダメ (4)瓦斯―ガス 硝子―ガラス 型録―カタログ 6、平仮名とカタカナの対立

(1)動植物 うさぎ―ウサギ えび―エビ いちご―イチゴ






うなぎ―ウナギ ねこ―ネコ きゅうり―キュウリ (2)器具・用品 れんが―レンガ たばこ―タバコ めがね―メガネ (3)身体部位 しり―シリ のど―ノド ひたい―ヒタイ

(4)擬声語・擬態語 いらいら―イライラ ざあざあ―ザーザー ぼつぼつ―ボツボツ いきいき―イキイキ ぎりぎり―ギリギリ こつこつ―コツコツ (5)俗語 ぶらんこ―ブランコ もてる―モテル きめ手―キメ手 7、カタカナとローマ字の対立 (1) キログラム―kg 60ワット―60W

(2) ティーシャツ―Tシャツ エックス線―X 8、文字と繰り返し記号の対立 人人―人々 時時刻刻―時々刻々 時時―時々 日日―日々 様様―様々 年年―年々

9、文字とその他の記号類の対立 パーセント―% 20ドル―20$ 25度―25 10、ゆれのパターンが2種類(以上)の語

人々―人人―ひとびと 愛嬌―愛敬―あいきょう 二人―2人―ふたり

押しボタン―押ボタン―押釦 喧嘩―けんか―ケンカ 足―脚―あし―アシ 鋤焼―鋤焼き―すき焼き―スキヤキ 禍―災い―わざわい―わざはひ 空巣―明巣―空き巣―あき巣―あきす

四、表記のゆれの要因

1、日本語の表記法の不規則性。つまり、同一の単語が平仮名、カタカナ、もしくは漢字 で書かれ、更には2種の文字の混ぜ書きの可能性もある。

2、政府の国語施策の影響。いわゆる表外漢字と当用漢字あるいは常用漢字の対立。 3、表記に関しての意識、態度や文字の使い方などについて個人によって違っている。 *語表記においてゆれという現象が認めるためには、大きく分けて二つの要因が関わっ ている。第一は、一つの語に対して二通り以上の表記形式が存在すること。第二は、 れらの複数の表記形式が現実に使用されて出現することである。



まとめ 表記のゆれという現象には、表記される語の性質と表記者の意識のあり方が要



因となっているのであり、それらに現実に行われている表記や、表記に関わる生活 環境が影響していることになる。ただし、表記意識は時間的な流れのなかで変化し てゆく可能性が強く、その変化はゆれという現実に変化を与えるわけで、決して単 純な繰り返しにはならないはずである。



参考文献

1、国立国語研究所(1971) 国立国語研究所報告40 『送りがな意識の調査』秀英出版 2、国立国語研究所(1983) 国立国語研究所報告75 『現代表記のゆれ』 秀英出版 3、国立国語研究所(2006) 国立国語研究所報告125 1994年発行雑誌70誌の調査」 4慧明(2010) 送假名与《送假名表法》 广大学学21卷第6 5、小椋秀樹(2012) 「語表記のゆれの認定方法コーパスに基づく現代語表記のゆれの調 査―BCCWJ コアデータを資料として―」 1回コーパス日本語学ワークショップ 6、小椋秀樹(2013) 「大規模コーパスを活用した外来語表記のゆれの調査」立命館文学

(630) 305-313




本文来源:https://www.wddqw.com/doc/25e3eb9af90f76c661371a9a.html