第三単元 ビジネス実公文書 ビジネス紹介の手紙 実例:名刺の余白で紹介する 大学時代の同級生、山田剛君をご紹介します。映像制作につきご教示を仰ぎたい由。ご引見願います。 実例:入社に希望者を紹介する 晩夏の候、ますますご清祥(せいしょう)のことと、お喜び申し上げます。 さて、私の親戚の息子で、来春(らいはる)R大学卒業のものがおります。観光業界希望のことで、先日、私のほうに、業界についてのアドバイスなどを求めてまいりました。 名前は大林弘道ともしますが、明朗(めいろう)で、礼儀正しいしっかりした若者です。質問に当たっても、事前に勉強し、それについて現場の声を、と言う趣旨(しゅし)野本、質問事項(じこう)を纏めてくるなど(まとめる)好感が持て、また、其の質問事項もなかなか的を得たものでした。話を聞きますと、本人は貴台(きだい)の会社が第一志望とのことです。そこで、とりあえず筆記(ひっき)試験、面接までの試験に臨(のぞむ)ませていただけないかと思い、一筆(ひとふで)したためた次第です。 お忙しいところ恐縮(きょうしゅく)ですが、近日中にお電話でご都合をお伺いした上で、そちらに伺わせ、貴兄(きけい)に判断していただきたく存じますので、ご引見くださいますよう、お願い申しあげます。 なお、詳しいことにつきましたは、本人からお聞き取りくださいますよう、お願い申し上げます。 実例:知人(ちじん)を取引先に紹介する 拝見 新緑(しんりょく)の候、貴社におかれましては、ますますのご繁栄の段、お喜び申し上げます。 さて、本状を持参(じさん,持っていく 持ってくる)いたしました和田明氏は、小生(しょうせい、主に手紙で、男子が自分を指して使う謙称。わたくし)が二十年にわたって懇意(こんい、親切、中のよいこと)を願っている方です。氏は、これまで、北陸を中心にコンビニエンスストア(便利店)のチェーン化を図って(はかる)確かな地盤(じばん)を築(きずく)いて参られましたが、この度当市を、関東地方への足がかりとする計画を練っておられるそうです。 用向きの内容につきましては、ご本人から申し上げますのことです。ご多忙中とは存じますが、なにとぞご面会の上、宜しくご高配(こうはい、他人の配慮の尊敬語)賜(たまわる)りたく、ご紹介かたがたお願い申し上げます。 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/e8a276134431b90d6c85c7be.html