らしい -->[助動][○|らしく・らしかっ|らしい|らしい|○|○]動詞・形容詞・助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「ない」「たい」「た」「ぬ(ん)」の終止形、体言、形容動詞の語幹、一部の副詞などに付く。 1根拠や理由のある推量を表す。「台風が接近しているらしく、風雨が強まってきた」 ・「又からすがなくので見ると狐がきている。よほどひだるいらしい」〈桑名日記〉 2伝聞や推量に基づく婉曲(えんきょく)な断定の意を表す。「冬山というのは非常に危険らしい」「隣の子はよく勉強するらしい」 3(多くは体言に付いて)ぴったりした状態、よく似た状態にある意を表す。いかにも…のようである。まさに…と見うけられる。「名探偵らしい見事な推理だ」 ----------------------------------------------- -->[接尾]《形容詞型活用[文]ら・し(シク活)》 1 名詞に付いて、…としての資質を十分に備えている、…と呼ぶにふさわしい、などの意を表す。「男―・い男」「春―・い陽気」「人間―・い生活」 2 名詞、形容詞・形容動詞の語幹、副詞などに付いて、…という気持ちを起こさせる、…と感じられる、などの意を表す。「ばか―・い」「愛―・い」「汚―・い」「わざと―・い」 そうだ -->[助動][そうだろ|そうだっ・そうで・そうに|そうだ(そうな)|そうな|そうなら|○] 1 動詞・助動詞などの連用形、形容詞・形容動詞などの語幹に付き、語幹が1音節の形容詞には「さそうだ」、また助動詞「たい」「ない」に付くときは「たそうだ」「なそうだ」の形をとる。様態の意を表す。…というようすだ。今にも…するようなようすだ。「雨が降りそうだ」「彼はいかにもじょうぶそうだ」「自信がなさそうだ」 ・「後ニ難ノ起リサウナ事ヲバスルナ」〈天草本伊曾保・鳶と鳩〉 体言、または活用語の連体形に付く。1に同じ。 ・「最前から見ますれば旅のお人様さうなが、どちらからござんした」〈伎・吉祥天女安産玉〉 ・「おせきはどこにゐる。おれは死ぬるさうな」〈伎・夕霧七年忌〉 2活用語の終止形に付く。伝聞の意を表す。…ということだ。…という話だ。「手術後の経過がよいそうで安心した」「今日の試合は中止するそうだ」 ・「女郎も好(い)い男をすてて、醜夫(ぶをとこ)を見えにするさうだから」〈滑・浮世風呂・二〉 ようだ〔ヤウだ〕【様だ】 [助動][ようだろ|ようだっ・ようで・ように|ようだ|ような|ようなら|○]用言、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「ない」「たい」「らしい」「ます」の連体形、体言、一部の副詞に格助詞「の」の付いた形、コソアド系の連体詞に付く。 1 ある事物の性質・状態が他の事物に似ている意を表す。「今日は真夏のような暑さだ」 2 例示の意を表す。「隣のおばさんのような働き者は少ない」 3 (主に文末に用いて)不確かな、または婉曲(えんきょく)な断定の意を表す。「この機械はどこも故障していないようだ」 4 (多く「ように」の形で)ある動作・作用の目的・目標である意を表す。「わかりやすくなるように並べかえましょう」 5 (「ように」の形で)婉曲(えんきょく)な命令・希望の意を表す。「開始時刻に遅れないように」「今後ともよろしくご指導くださいますように」 6 (「ようになる」の形で)以前の状態から変化した結果として、今の状態があるという意を表す。「やっと泳げるようになった」 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/5ac67b30b90d6c85ec3ac6dc.html