第1課、じゃんけんぽん キーワード じゃんけんぽん グー チョキ パー 勝負 沈む 塞ぐ 井戸 中指 人差し指 ギャンブル 文型 1、――ことにする 2、――ばかり 3、――にする 4、――てやる 会話1 A:ねえ、午後は何の授業? B:ええと、聴解だ。 A:聴解か、じゃ、おれ、行かないことにする。 B:いかないってどういう意味だ。お前、授業をサボる気? A:それも仕方ないだろう。どうせ行っても居眠りするばかりだし。 B:お前がまじめに勉強しないだけだろう。 A:だってそうだろう。聴解の教科書、つまらないし。 B:でも今回は違うぞ。さっき読んだんだけど、これ超面白いよ。 A:よせよ、そんなこと言ったって。 B:お前、うちの先生が作った教科書をなめるんじゃない。 A:わかった、わかった。今回だけはいってやるから。 2.a 今回の教科書は面白いようです。 b二人は聴解の授業が好きです。 c二人ともまじめな学生です。 D二人はいつも聴解の授業をサボります。 会話2 女:大きいカニだわ、美味しそうね。 男:あっ、これ、じゃんけんで勝った。 女:ジャンケン?じゃ、ギャンブルなの。 男:まあ、そういうこと。 女:ええ、でもすごいわね、よくこんなものを。 男:実はね、向こうはとんでもないお馬鹿さんで、毎回毎回チョキだけ出して、 女:そんな馬鹿な人いるの。どんなひとかしら。 男:きみはもう会ったよ。いま食べてるやつ。 女:もしかして、このカニのこと? 男:ああ、だって、ほら、こいつチョキしか出せないんだ。 女:もう、よくもあたしを騙したわね。 会話3 隆:ねえねえ、利、聞いた、今日転校生が来るって。 利:そうか、で、聞いてどうする。 隆:馬鹿か、お前、かわいい女の子かもよ。ひょっとしたら俺のタイプかも。 利:ちぇっ、こういう場合はあまり期待しないほうがいいよ。がっかりするからね。 隆:おまえ、何か聞いたのか? 1-1 利:えっ、いや、ぜんぜん。 隆:なら、俺の夢を壊すな。 利:お前のためだ。 利:おい、隆、席にもどれ、授業はじまるぞ。 隆:いや、だって、来るぞ、転校生が。 利:まったくしようがないやつだぜ。…見た?隆、どうした? 隆:やべえ。 2.a 利君は転校生がかわいいと思っています。 b利君は転校生転校生にすごく興味があります。 c利君は静かに先生の話を聞いています。 d利君は転校生を見てがっかりしました。 文章 私の勤めている学校には食堂が二つあります。昼ごはんのじかんになると、仲間が「今日はどっちにする」と互いに聞いたりします。最後はやはりジャンケンで決めます。確かに子供のごろから、何かあるたびに、ジャンケンをしてきました、大きさの違うりんごを選ぶときも、順番を決めるときも、そうでした。 ジャンケンは日本だけではなく、世界中に見られ、よく似ているそうです。私たちが親しんでいる「グー、チョキ、パー」のジャンケンを見ますと、手を握る「グー」は石を、人差し指と中指を出す「チョキ」は鋏を、指を全部広げる「パー」は紙を表します。「ジャンケンポン」と言って、グー、チョキ、パーの中から、ひとつを出して、勝負をつけます。鋏は紙を切りますが、石にはどう仕様もありません。チョキはパーに勝ち、グーには負けます。紙は石を包むので、パーはグーに勝ちます。 でも、フランスのジャンケンの種類はもうひとつあります。日本と同じく「グー」は「石」、「チョキ」は「鋏」を表しますが、「パー」は日本と違って、m「木の葉」を意味します。そのほかに、手をぎゅっと握らないで、丸を作る「井戸」があります。石は鋏に勝ち、鋏と石は井戸に沈むから、井戸は鋏と石に勝ちます。木の葉は石を包むから、石に勝ち、井戸を塞いでしまうから、井戸にも勝ちます。このように、三つではなく、四つの種類でジャンケンしてみるのも面白いことではないでしょうか。 聞いてみよう 1.a 石です。b 井戸です。c 鉄です。d 紙です。 2.a じゃんけんぼんは子供のときにだけやるゲームです。 b じゃんけんぼんのやり方は世界共通です。 c フランスでの「パー」は日本と違うことを表します。 d 日本で、チョキがパーに勝つのは、はさみが紙を切るからです。 書いてみよう 1.①石 ②人差し指 中指 はさみ ③広げる 紙 2.(1)大きな違うりんごを選ぶ時も、順番を決める時も、じゃんけんで決めました。 (2)紙は石を包むので、パーはグーに勝ちます。 (3)木の葉を表しています。 (4)はさみと石は井戸に沈むから、井戸ははさみと石に勝ちます。 1-2 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/cc5a2b659b6648d7c1c7468e.html