第 1 页 共 2 页 新世紀大学日本語第二册 第1課 本文Ⅰ 100円ショップ 買い物はストレス解消の手段にもなるらしい。バ-ゲンシ-ズンになって、正札の半額以下になっている値段を見ると、あれもこれもとついつい買ってしもうことがある。買えば買うほど得した気分になって、ストレスが解消されるというのだ。この心理をうまく利用したのが100円ショップである。 最近街で「オ-ル100円」という看板をよく見かける。100円の文字につられて店の中に入ってみて驚いた。床から天井まで品物が山積みになっているのだ。お玉やフライ返しなどの台所用品にはじまって、緑茶やウ-ロン茶、ビスケットにチョコレ-トなどの食品類、靴下や髪飾り、口紅、弁当箱、三本組のハンが-、6本入りの電池、かわいい形の小物入れ、などなど。たいていの日用品ならほとんどそろっている。置いてある商品は4000点近いとか。 新聞に100円ショップのことが出ていた。 1日に1000人以上の客が来る店もあるという。お客は小学生ぐらいの子供からお年寄りまで、主婦、オーエル、サレリーマンと幅ガ広い。年齢に応じて買い物ができるからだろう。「いつ来てもあきない」「目移りがして、次々に買ってしまう」という客のかごに中には、たいてい、5、6個以上の品物が入っている。あれもこれもと買い始めると止まらない。商店というより、ゲームセンターだ。店に入ったとたんにゲームは始まる。それが100円ショップなのだという。社長によると、支店がどんどん増え、店は三日に2ヵ所の割合で増えているそうだ。 ゲーム感覚の買い物。100円だから、役に立たなくても後悔はしない。買い物は、生活はい第 2 页 共 2 页 必需品を買うためだけではなく、ストレス解消のためもあるわけだ。(675字) 本文Ⅱ 贈り物 新聞の相談欄によく贈り物の話題が出ている。結婚や入学のお祝いをもらった場合、お返しをすべきか、もしするとしたら、どの程度の物がよいカというような相談が多い。それに対する答えも一様ではない。回答者によって意見が異なっていたり、時には回答者が断定をさけて、幾つかの意見を紹介したりする場合もある。 昔は人が生まれてから死ぬまで大体同じ土地に住み、土地の習慣については年長者に聞いていたから、情報の不足はなかったと思われる。新聞にこのような相談が出るのは、人の移動がはげしくなったからであり、また、意見の一致が見られないのは、人生観や価値観の違いも大きくなってきたためであろう。 人から物をもらうのは、本来うれしいものである。贈るほうにとっても、もらった人の喜ぶ顔を想像しながら贈る品を選ぶのは楽しいことである。しかし、実際には、贈りたくなくても贈る場合や、お返しの心配をしなければならない場合も多い。中元、歳暮、誕生祝いは毎年で、これに入学・卒業・就職・結婚と加われば、一年じゅう贈り物のことで頭を悩ますことになる。贈り物産業がさかんになるのも当然であろう。 最近はバレンタイデーという外来の習慣が広まり始めたが、この時期になると「義理チョコ」ということばが若い人の口にのぼる。「義理」という古くさいことばがチョコと結びついているには面白い。それにしても、人間はいつになったら義理から解放されるのであろうか。(599字) で 本文来源:https://www.wddqw.com/doc/6e08c8b310661ed9ad51f3a9.html